最強寒波の影響で、5日の県内は大雪となっているところがある。今後、警報級の大雪となるおそれもあるため、最新の気象情報に注意してほしい。
(リポート)
「昨夜(4日夜)から20センチほどの雪が積もった米沢市中心部。けさ(5日朝)は非常に冷え込みが厳しく、路面も滑りやすい状況。ドライバーも慎重に運転している様子です」
強い冬型の気圧配置や、5日夜遅くにかけて東北地方の上空にこの冬一番の、マイナス42℃以下の強い寒気が流れ込む影響で、県内はすでに大雪となっているところがあり、8日ごろにかけて荒れた天気となる。
現在、庄内に波浪警報が出されていて、6日に予想される最大瞬間風速は庄内の陸上・海上ともに30メートル、波の高さは6メートル。
また、6日午後6時までに予想される24時間降雪量は、県内全域の山沿いで60センチ、平地で40センチ。
ウェザーニューズによると、上空に流れ込むのは数年に一度の強烈な寒波で、県内への大雪などの影響は10日ごろまで続く見込み。
<交通への影響>
●JR東日本は、6日の運行について、米坂線全線での運休を決めた
●山形新幹線と奥羽本線の福島~新庄間、羽越本線の酒田~秋田間で遅れや運休が発生する場合があるとしている
●空の便は、庄内~羽田便の1便の欠航が決まっている
気象台は、8日ごろにかけて県内で大雪による交通障害や、建物・農業施設への被害に注意・警戒し、電線や樹木への着雪、雪崩に注意するよう呼びかけている。
今回の大雪について気象庁と国土交通省は、3日に緊急会見を開き「不要不急の外出は自粛してほしい」と呼びかけている。
県内は特に大雪になると見込まれている地域なので、8日ごろまでは身の安全を最優先に行動してほしい。