村山警察署 刑事課
村山警察署で鑑識の業務に従事し、卓越した鑑識技能と刑事としての経験を活かし、SNSアカウントを使用した薬物密売事件においては事件の立証に欠かせない鑑識部門の中心的役割を担った。
薬物密売事件では、村山警察署に合同捜査本部が設置され鈴木警部補が鑑識部門の責任者として陣頭指揮を執った。県警本部組織犯罪対策課、鑑識課をはじめ科学捜査研究所、各警察署や外部機関とも調整を図り、3ヶ月に渡る資料採取鑑定をすすめ、捜査を推進した。鈴木警部補の豊富な経験知識に裏打ちされた緻密な資料採取、迅速な鑑定依頼により、違法密売グループの早期検挙に貢献した。
また、警察学校教官として培った指導力を発揮し、精力的に後進の育成にあたっている。現場業務でも採取方法など具体的丁寧に教養を行うことにより警察署全体の捜査能力を高めている。
事件解決の支えとなるその高い鑑識技能と、組織を取りまとめるリーダーシップ、後進への指導力が高く評価され「山形県民の警察官」の受賞が決定した。
警察本部 刑事部刑事企画課
所属する警察本部刑事企画課捜査支援室で捜査支援、事件発生時の情報分析の業務にあたっている。
近年、犯罪が複雑化、巧妙化し、匿名・流動型犯罪グループらによる組織的な犯罪発生が増加する中で、支援分析業務が重要性を増している。伊藤巡査部長の経験を活かした高い分析力は、犯人の早期検挙、犯罪被害の未然防止に貢献している。都市部と比較して防犯カメラの設置の少ない山形県内でも、通過車両のドライブレコーダー画像も活用する等し、犯人の割出し、犯行車両の割出しによって事件を早期解決の成果につなげた。
伊藤巡査部長は、警察学校の専科教養や各警察署での教養の機会を通して、その業務内容や重要性を説明する活動に積極的に取り組み、現場の捜査員と捜査支援室の連携強化に努めている。
また選考委員からは仕事と家庭を両立して働くその姿は、女性警察官の模範であるとの声も寄せられた。
熱意をもって取り組む姿勢と、捜査支援業務における経験を活かした高い分析力が評価され「山形県民の警察官」受賞が決定した。
開催日時: | 2025年1月31日(金) |
会 場: | 東ソーアリーナ(山形市蔵王松ケ丘2-1-3) |
お二方の受賞を記念し、山形県警察音楽隊によるミニコンサートもあわせて開催します。 地域社会のために尽力したお二方を称えてくださる山形県内在住の方をご招待いたします。