観光施設がある酒田港の本港でもクルーズ船を受け入れられるよう、県の審議会が、港の改良計画を了承したことについて、酒田市の矢口市長は3日の会見で期待感を示した。
酒田港のクルーズ船の受け入れに関連して、県の地方港湾審議会は1月23日、本港の岸壁の改良を含む「港湾計画」の変更を了承した。
実現すれば、これまでの受け入れ拠点だった酒田北港に加え、「さかた海鮮市場」や「SAKATANTO」など観光施設がある本港で、1万トン前後の小型のクルーズ船の入港や接岸が可能になる。
これについて酒田市の矢口明子市長は、3日の会見で期待感を示した。
(酒田市・矢口明子市長)
「街なかが近いので、酒田市はもとより遠くまで行ける。庄内全域、秋田・山形県への経済効果が期待できる。また本港地区に入るのは小さな船、つまり『ラグジュアリークラス』と想像するので、そういう意味でも経済効果が期待される」
接岸場所は東ふ頭が想定されていて、県は2月中旬にも正式に計画を変更し、今後、土砂を堀るなど改良工事に向けた準備を進める方針。