酒田市の住宅の車庫に3日から居座っているクマの捕獲作業が4日も引き続き行われていて、まだ捕獲されていない。
酒田市安田の住宅の車庫に、3日からクマ1頭が居座っている。体長は1メートルと見られ、けが人は出ていない。
車庫には3日にワナが設置され、入り口は板を立てかけたりワゴン車を横づけしたりしてふさがれている。
4日朝早くからは、警察や市役所の職員などが車庫の監視と周辺の警戒にあたった。
(近所の人)
「どこから来たのか、珍しい。クマが出るなんて珍しい。まだいたの? 1匹? 大変だの」
現場は、酒田市安田にある周辺を田んぼに囲まれた芳岡集落で、住宅が立ち並んだ細い路地の中ほどにクマが居座る車庫がある。
車2台が入るほどの広さで、中には荷物や貯蔵庫などもあるという。
(猟友会メンバー・後藤啓酒田市議)
「(Q.ワナに入る気配なし?)全然動かないし、姿も見えない。(Q.起きているか寝ているかは?)わからない。(Q.物音は?)音もしない」
猟友会などによると、クマは車庫の入口から見て一番奥の隅に、ドラム缶や荷物などに隠れて身を潜めていると見られている。
4日は警察官や市の職員が、横付けした車の中からクマを刺激しないようにしながら定期的に車庫の中の様子をうかがっていた。
市によると、午後5時半の時点でクマはまだ捕獲されていないという。