この冬一番の強い寒気が流れ込む影響で、県内は5日から8日ごろにかけて荒れた天気となり、警報級の大雪となるおそれがある。最新の気象情報に注意したい。
発達中の低気圧が日本海北部にあり北北東に進んでいて、本州付近は強い冬型の気圧配置となっている。
また、5日の午後は東北地方の上空にマイナス42度以下の、この冬一番の強い寒気が流れ込む見込み。このため県内では5日から8日ごろにかけて大雪となる見通し。
庄内の海上では、5日未明から昼前にかけて雪を伴った西よりの非常に強い風が吹いて大荒れとなり、6日にかけて大しけとなる見込み。
現在、庄内に波浪警報が出されていて、5日に予想される最大瞬間風速は、庄内の海上で30メートル、陸上で25メートル、波の高さは6メートル。
また、5日午後6時までに予想される24時間降雪量は、県内全域の山沿い60センチ、平地の村山・置賜・最上40センチ、庄内30センチ。
交通機関にも影響が出ている。
JR東日本は5日の運行について、特急いなほの上下各1本が酒田~秋田間で運休。
奥羽本線の庭坂~米沢間で午後6時ごろから運転を取りやめることを決めている。
また、山形新幹線を含むほかの路線や区間でも遅れや運休が発生する場合があるとしている。
気象台は、5日未明から8日ごろにかけて、大雪による交通障害、建物や農業施設への被害に注意・警戒するとともに、電線や樹木への着雪・雪崩に注意するよう呼びかけている。