2024年7月の大雨災害について、県は農林水産関係の被害額が「風水害として過去最大の332億円で確定した」と明らかにした。
2024年7月の大雨で、農地や農業用施設への土砂の流入など、庄内・最上を中心に甚大な被害があった。
被害の調査を進めてきた県は、3日の県議会で、農林水産関係の被害額が約332億円で確定したと報告した。これは風水害としては過去最大の被害額。
また、復旧の状況について、1月末時点で、農地が約5割、農業用施設が約3割となっていて、県は今後春までに農地の約7割、農業用施設の約6割まで復旧の割合が増えると見込んでいる...。
(県農村防災・災害対策主幹 長岡禎智さん)
「特に最上では、中山間地域における山腹・川沿いの農地被災が多く発生。復旧にはほかの地域に比べ時間を要する。来春の営農再開面積についても約5割超の見込み」
山間部などは復旧に時間がかかり、春になっても営農を再開できない農地が多いという。