立春のきょう(3日)、春の始まりを祝う特別な日本酒が寒河江市から出荷された。暦の上では春だが、県内は4日以降厳しい冬の天気が続きそうだ。
寒河江市の蔵元・千代寿虎屋で3日朝早くに瓶詰めされていたのは、春の始まりを告げる日本酒「立春朝絞り」。
立春の朝にしぼったフレッシュな酒に無病息災や家内安全などの願いを込めている。
この「立春朝絞り」は県内の2つを含む全国41の蔵元と小売店で作る「日本名門酒会」が2003年から毎年作っていて、千代寿虎屋でも3日、約3000本を全国に出荷した。
(千代寿虎屋・大沼寿洋社長)
「家族や仲間・親しい人と一緒に酌み交わして、一足早い春の訪れを感じてほしい」
"春到来"と言いたいところだが、列島には4日からは今シーズン一番の強い寒気が流れ込む。
(気象庁会見)
「日本海にいま低気圧があり北東へ進んでいる。日本付近にこの冬1番の強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となる」
今回の寒波は、少なくとも1週間程度居座ると見られ、影響が長引くおそれがある。
山形地方気象台は、4日、庄内に暴風雪警報と波浪警報を発表する可能性が高いとし、5日~7日にかけて全域で警報級の大雪になると見込んでいる。
4日朝から予想される24時間降雪量は、多いところで、山沿いで50センチ、村山・置賜・最上の平地で40センチ、庄内の平地で30センチとなっている。