天童市で1日から、旧家に伝わる歴史あるひな人形などを見ることができる天童雛飾りが始まり、貴重なコレクションが展示されている。
天童雛飾りは、天童市内に伝わる旧家の歴史あるひな人形から最新のものまで、多くの人に見てもらおうと1996年に始まったイベントで、2025年で30回目となる。
市内6カ所の展示施設のうち「ふうやのひなあそび」では、オーナーの高橋朱美さんが集めた貴重なひな人形約700体を見ることができる。
高橋さんは30年前、天童市の資料館に飾られていたひな人形に心を奪われ、ひな人形を買い求めるようになった。
さらに知人からもひな人形が贈られるなどした結果、160対のお内裏様を含むひな人形700体が集まったという。
自分のコレクションを多くの人に見てほしいと、高橋さんは約8年前から毎年この時期に公開している。
(ふうやのひなあそび・高橋朱美さん)
「こうやって飾っていると一つの出会いがとても楽しい。楽しく飾っているのを見てほしいし、かわいいいおひな様がたくさんあるので、自分の好きな人形を見つけてほしい」
天童雛飾りは、2月1日~3月20日まで市内6カ所の施設のほか、天童温泉の旅館10カ所でも展示されている。なお「ふうやのひなあそび」は4月4日まで展示を行う。