去年、山形市内のコンビニエンスストアで、100人以上の男女を盗撮した罪に問われた男の裁判で、山形地裁は30日、反省を深めているとして執行猶予つきの有罪判決を言い渡した。
性的姿態等撮影などの罪に問われているのは、山形市南松原の無職・平田雄一被告(57)。
起訴状などによると、平田被告は去年8月と9月、山形市内のコンビニのトイレに小型カメラを仕掛け、男女合わせて104人を盗撮した罪に問われている。
30日、山形地裁で開かれた判決公判で、佐々木公裁判長は「小型カメラの回収に失敗しても懲りることなく、新たなカメラを設置して盗撮を繰り返した」ことを挙げ、「自らの性的嗜好を満足させることへの執着心の強さがうかがわれ、常習性は明らか」と指摘。
その上で前科がないことや、反省を深めている様子が表れていることを踏まえ、検察側の懲役2年の求刑に対し、懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。