知事選で5回目の当選を果たした吉村知事が、選挙後初めての会見に臨んだ。吉村知事は「初心を忘れず県政を担っていきたい」と意気込みを語った。
1月26日に投開票が行われた知事選では、現職の吉村知事が5回目の当選を果たした。
29日、当選証書の付与式に臨み、県選挙管理委員会の粕谷真生委員長から証書を受け取った。
(吉村知事)
「厳粛な気持ちになった。『山形県民の幸せのために頑張ってください』という言葉ももらい、まさしくそのことに尽きると思っている」
これに先駆けて行われた選挙後初めての定例会見では、次のように所信を表明した。
(吉村知事)
「課題が山積している中、知事として全身全霊で初心を忘れず全力投球で県政を担っていきたい」
5期目で特に力を入れたい政策については、公約にも掲げた「豪雨災害からの復旧復興や防災・減災対策の強化」「物価高騰への対策」、そして最重要課題として「人口減少対策」を挙げ、結婚・子育て支援の充実や、関係人口・交流人口の拡大などに取り組むとした。
(吉村知事)
「全国的な課題でもあり、なかなか特効薬となる施策を見い出せないが、粘り強く取り組んでいくことが大事」
しかし報道陣からは「公約に数値目標がなく、具体性に欠ける」との指摘も。
これに対しては「出馬表明後、県議会の対応などで慌ただしく数値までは行きつけなかった」とした上で、「今後、議論し、具体的な数値を出せるものは出していく」と述べるにとどめた。