鶴岡市が山形大学や慶応義塾大学などと連携して行う、「食」を通した産業創出や人材育成の計画が、内閣府の交付金事業に採択された。
地域の大学や産業の振興などに関する内閣府の交付金事業に採択されたのは、鶴岡市が中心となって申請していた「鶴岡ガストロノミックイノベーション計画」。
市と山形大学・慶応義塾大学などが連携して、食を通した産業の創出や人材育成を図る取り組み。
計画の期間は新年度(2025年度)からの10年間で、事業費約22億円のうち約14億円を国からの交付金でまかなう。
今後、鶴岡サイエンスパーク内に研究開発拠点を設け、山形大と慶応大の大学院で連携科目を開設するほか、「納豆菌粉」を活用した食材の開発なども行うという。
内閣府のこの「地方大学・地域産業創生交付金事業」には、これまで県や政令指定都市などが採択を受けていて、人口規模が小さい地方都市が選ばれたのは今回の鶴岡市が初めて。