県警と大判焼きの「あじまん」を製造する企業が協力し、特殊詐欺の被害防止を呼びかけるキャンペーンが山形市で行われた。
天童市の企業・あじまんは、県警と共同で特殊詐欺の被害を防ごうと2016年から商品名をもじった「振り込まん」を期間限定で販売している。
販売を前に25日行われたキャンペーンでは、「振り込まん」の配布のほか、河北町を中心に特殊詐欺被害防止を訴える団体による「ロマンス詐欺」を扱った寸劇なども披露された。
(寸劇)
「山形警察署の山形です」
「最近知り合いになった外国人に100万円を送金しようとしているようです」
県内で2024年1年間に発生した特殊詐欺の件数は、前の年より31件多い78件で、被害総額も前の年よりも約2億3千万円多い3億2千万円あまりとなっている。
(県警生活安全企画課・加藤幸生企画担当補佐)
「振り込まんを食べることで、家族で特殊詐欺の話題を出してもらい注意喚起して、防犯力を高め被害に遭わないでほしい」
「振り込まん」は、2月1日から土日祝日の限定で販売される。