24日に都内で始まった「ご当地鍋フェスティバル」。庄内地方のグループが、山形が誇るソウルフード「いも煮」で3連覇に挑む。
24日、東京・代々木公園で始まったのが、2025年で11回目を迎える「ご当地鍋フェスティバル」。
ことしエントリーするのは、福岡のもつ鍋や広島のかき鍋など、全国から集まった味自慢の鍋17種類で、来場者による人気投票で順位を競う。
このイベントに県内から出場しているのが、山形のソウルフード「いも煮」!
この「いも煮」は、庄内地方の有志グループが作っているもので、前回・前々回と見事グランプリを獲得。ことし3回目のグランプリを獲得すると3連覇で、晴れの「殿堂入り」となる。
グループの中心メンバー・佐藤隆一さんは...。
(肉菜工房鳥すず・佐藤隆一さん)
「強豪がいっぱいいたので、『山形のいも煮で勝てるのかな』と思ったが、グランプリでやっと山形が認められたという気持ち」
イベント用のいも煮は、2つのしょうゆをブレンドした汁に、前の日から丁寧に水にさらして甘みを出した材料を使うなど、さまざまな工夫を凝らして偉業に挑む。
(肉菜工房鳥すず・佐藤隆一さん)
「ほかより優れた食材が山形にはあるのでそれをPRして、インバウンドなどを山形に呼ぶというのもご当地グルメの使命。3連覇を目標にしているが運もあるので、運を味方にしてやっていきたい」
(リポート)
「サトイモのほくほく感と牛肉の甘みが相性抜群で、とってもおいしいです」
午前10時に開場すると、多くの人がいも煮を買い求め、早速いも煮に投票する人の姿もあった。
(肉菜工房鳥すず・佐藤隆一さん)
「今回はどうしても3連覇は成し遂げていきたいな。目指すは"殿堂入り"です」
ご当地鍋フェスティバルは、東京・代々木公園で26日まで開催され、訪れた人の投票でグランプリが決まる。
グループのみなさんによると、このいも煮の下処理には5時間以上かかるということで、手間ひまをかけた分、具材の甘みが増してとってもおいしくなるそう。
3連覇・殿堂入りを県民としても期待したい。