2024年の1年間に倒産した県内企業の件数が、2023年に比べ大幅に増加したことがわかった。
信用調査会社・帝国データバンク山形支店によると、2024年1年間の県内企業の倒産件数は80件だった。
2023年に比べ26件・48%増加し、2010年以来14年ぶりの高い水準となった。
負債総額は189億4800万円で、2023年からわずかに増えた。
業種別では、サービス業21件、小売業19件などとなっていて、主な原因別では販売不振が69件を占めた。
新型コロナ支援策の終了・縮小に物価高や人手不足が重なり、経営体力に劣る企業から破たんに追い込まれる傾向があったという。
今後の見通しについては「厳しい外部環境が好転する条件に乏しく、利上げや賃上げのマイナス面の影響を踏まえれば、当面、緩やかな増加傾向をたどる可能性は否定できない」としている。