県は、産業技術イノベーション課の職員がイベントの案内をメールで送る際、誤って全ての受信者のアドレスが表示された設定で453人に送ったことを明らかにした。
県によると、メールが送られたのは16日午前11時40分ごろで、2月に愛知で開催されるイベント「とうほく・北海道自動車関連技術展示商談会」の案内だった。
メールは産業技術イノベーション課の職員から、過去にイベントに来場した人宛てに送られたもので、一斉に送る際、受信者が表示されないBCC設定にしなかったため、全ての受信者のアドレスがわかる状態になっていた。
職員は、メールを送った直後に誤った設定で送ったことに気付いたという。
メールは453人に送られたが、現在のところアドレスが悪用されるなどの二次被害は確認されていない。
県は受信者に対し誤ってメールを送った16日に謝罪のメールを送るとともに、17日から電話でも直接謝罪を行っている。
今後、県は再発防止に向け、個人情報を扱う際やメールを一斉送信する際は複数人で確実に点検を行うなど、情報セキュリティの徹底を図っていくとしている。