ことしも残すところあと2週間。川西町では、正月の縁起物の門松・しめ飾り作りが盛んに行われている。
門松やしめ飾りを作っているのは、川西町犬川地区の住民などで作る「いぬかわわら細工会」。
会はもともと稲刈りで出たワラを使って、神社の祭り・獅子踊りなどの際に地元の人が履くわらじを作っていたが、約10年前から、住民の要望に応える形で新年の縁起物の製作も始めた。
この活動が評判を呼び年々注文が増え、ことしは高さ約1メートルの大きな門松を45組、約50センチの門松を90組、さらに神社の鳥居の大きなしめ飾りも8本と、これまでで最も多い数を作っている。
(いぬかわわら細工会・青木忠和事務局長)
「出来栄えが素晴らしいと言われるとうれしくなります。家族みんなが仲良く元気で過ごして、福が来るように願いを込めて飾ってほしい」
門松やしめ飾りは23日までに完成させ、その後、予約があった町内の企業や住民のもとに届けられる。