優れた温泉地をたたえる2024年の「温泉総選挙」で、大蔵村の肘折温泉が観光庁長官賞と湯治ウェルネス部門2位の「W受賞」に輝いた。
この総選挙は、温泉関係者などで作る団体が温泉地の活性化を目的に開催していて、「大臣賞」は有識者委員会が、「部門賞」はインターネット投票をもとに選ばれる。
その結果、大蔵村の肘折温泉が源泉を守り継ぐ「湯守」の精神が高く評価され、観光庁長官賞と湯治ウェルネス部門2位のW受賞に輝いた。
開湯1200年の肘折温泉は、「朝市」を始めとする食文化の発信や地域資源を活用したイベントを1年を通して企画していて、秘湯の歴史や特性をユニークな発想で地域振興につなげている点が高い評価を受けた。
大蔵村観光協会の柿崎邦彦会長は、「時代の変化に流されることなく1人でも多くの人に愛される温泉地作りを進めていきたい」と話している。