春を告げる話題。ご神体を背負った子どもたちが家々を回る伝統行事「山の神の勧進」が金山町で行われ、威勢のいい掛け声が町中に響き渡った。
「山の神の勧進、勧進! 三升五合量れっちょ、量れっちょ!」
「山の神の勧進」は金山町に伝わる4月2日の伝統行事。
「女神」である山の神は女性が近づくことを嫌うとされ、山崎地区では男子が家々を回る。
2025年は、2歳~中学3年生までの15人が神の使いとなり、普段、地元の神社に安置しているご神体の石像や木像を分担して運び、一軒一軒回って「守り神」の到来を告げた。
(住民)
「今年も豊作に。家内安全。健康に頑張ろう!...ということで。大切にこの行事を守っていかないと」
4月2日は「山の神」と「田んぼの神」が入れ替わるとされる旧暦の3月3日でもある。
地区の人たちは守り神に手を合わせ、五穀豊穣や無病息災に加え子孫繁栄も祈願していた。
(住民)
「ありがとうございました」
「人口が減らないように願った。子どもたちは地域の宝。ずっと数えている。あそこの家で何人生まれたとか。だんだん少なくなって寂しいなと思う」
「みんな健康で元気な大人になって山崎地区に残ってくださいね」
「はい」
「山の神の勧進、勧進...」
大正時代から100年以上続く「山の神の勧進」。
日中、家にいなかった住民たちは夜、公民館に集まり、安置された山の神に祈りを捧げるという。