県内の公立高校で一般入試が始まり、受験生たちは先生や保護者からの見送りを受け試験に臨んだ。一方、小国町の事故による通行止めの影響で一部生徒が追試験となった。
(リポート)
「午前8時前です。雪がちらつく中、受験生たちが続々と集まってきました。一緒に頑張ってきた塾講師らのエールを受けながら、少し緊張した面持ちで校舎に入っていきます」
山形市の山形東高校では、普通科と探究科にあわせて283人が志願した。
受験生たちはこれまで支えてくれた先生や保護者からの励ましを受けながら、試験会場に向かった。
「いってらっしゃい、頑張れよ」
(塾講師)
「今年の受験生も毎日、全力を尽くしてくれた。緊張している子もいたが自信満々の笑顔も見られてひと安心。これまでの受験勉強、お疲れさまでした。全力を発揮して笑顔で帰ってきてください。ファイト!」
県内の公立高校の一般入試は、全日制の40校94学科と定時制の5校5学科で行われ、午前8時50分に始まった国語を皮切りに、約4600人が5教科の学力試験に臨んだ。
全日制の志願倍率は0.8倍で、8年連続で1倍を割っている。
県の高校教育課によると、小国町の国道113号が事故によって、6日夜から7日朝にかけて全面通行止めとなった影響で、町内に住む受験生16人が7日の試験を受けられず、追試験の対象となった。
追試験は3月12日に行なわれる予定。
また、長井高校では外国語の試験においてリスニングテストの音声が流れず、約3分遅れて開始するトラブルがあったという。
8日は体育科や音楽科がある高校で実技試験が行われる。
合格発表は全ての高校で3月17日。