6日に東北新幹線の連結が外れたトラブルを受け、山形新幹線つばさは7日、福島駅までの折り返し運転となっている。JR東日本は原因の判明と対策の完了まで、異なる新幹線の連結運転を全て取りやめるとしていて、影響は8日も続く。
(リポート)
「午前9時半のJR山形駅です。きのう(6日)発生した東北新幹線のトラブルによりきょうも山形新幹線は東京まで直通で行くことができなくなっています。現在、切符売り場は買い替えなどの人たちで混雑しています」
トラブルは6日午前、東京・西日暮里駅近くを走行していた東北新幹線の「はやぶさ」と「こまち」の連結部分が外れ、自動ブレーキが作動したもの。
東北新幹線で連結が外れるトラブルは2024年9月にも発生していて2回目。
(JR東日本・池田裕彦新幹線統括本部長)
「原因を調査して判明し必要な対策が完了するまでの間は、併結運転を全て取りやめることにした」
これを受け7日、山形新幹線つばさも福島駅~新庄駅の間で折り返し運転となった。
東京方面を利用する際は福島駅での乗り換えが必要になり、7日朝、山形駅の窓口は切符の払い戻しや買い直す利用客で混雑していた。
(茨城に戻る帰省客)
「山形~福島の指定席は取れたが、福島~上野までの指定席は取れなかったので自由席。座れないかもと言われた。このあと用事があるので変更はちょっと困る」
(受験の付き添いで大阪へ)
「手続きや立ったりしなければいけないので面倒。(福島乗り換えは)心配、初めての駅なので」
東京方面から福島乗り換えで山形に到着した人からも...。
(群馬からの旅行客)
「けっこう不便だった。待合室も混んでて、在来線のところに山形新幹線が止まっていたのでびっくりした。新幹線の改札を出て乗り換えというのが、少し走った」
(東京からの旅行客)
「福島駅で乗り換えが少し大変だった。半年前にも同じようなことがあったので、JR東日本にはしっかり原因を究明してもらいたい」
JR東日本は連結運転の中止により混雑が予想されるとして、東北新幹線の東京~仙台間で上下4本の臨時列車を運行して対応している。
山形新幹線は8日も連結運転しない一部の列車を除き東京~福島の間を運休し、福島~新庄間の折り返し運転となる。
調査にはまだ時間がかかるとみられ影響は長引きそうだ。