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【山形】銀山に集中する観光客をほかの観光地へ誘導する周遊モデル検討 プロジェクトチーム設置 3/ 5

観光客が集中する銀山温泉とほかの観光地の周遊モデルを検討するため、県は2025年度に「広域観光連携プロジェクトチーム」を設置すると明らかにした。

県は2025年度、新たに尾花沢市の銀山温泉と県内のほかの観光地を結ぶ広域連携に向けた調査と検討、またその際の移動手段として、バスやタクシーなどの2次交通を活用するモデル事業を行う。

これに先がけて2月中旬、銀山温泉を訪れるインバウンド客のサンプル調査を実施したところ、8割以上が台湾や香港からの客で、団体ツアーで訪れるケースが多かったことがわかった。
また、個人旅行者のうち、県内で宿泊するのは半数あまりにとどまり、仙台からレンタカーを使い日帰りで訪れる客も多かったという。

5日の県議会で、県はこうした調査を分析し、銀山温泉に集中する観光客に、県内のほかの温泉地・観光地へも行ってもらうため、「広域観光連携プロジェクトチーム」を設置する考えを示した。

(県観光文化スポーツ部・大泉定幸部長)
「このプロジェクトにより、タクシーなどを使った2次交通の充実、レンタカーによる周遊ルートの提案、仙台発着で県内に宿泊するツアーの造成など、県内をめぐる観光誘客につながる事業をモデル的に展開し、広域周遊の促進を図っていく」

プロジェクトチームは市町村や観光・交通事業者で構成される予定。





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