きょうは二十四節気のひとつ「啓蟄」。鶴岡公園では、春を迎える風物詩の「松の胴巻き外し」が行われた。
「胴巻き外し」は、松を食い荒らす害虫が、ワラで編んだ「こも」の中で越冬する習性を利用し、2024年の秋に設置した「こも」を外して駆除につなげる昔ながらの方法。
鶴岡公園では毎年、虫が活動を始めるとされる二十四節気の「啓蟄」の日にあわせて作業を行っている。
5日、園内にはまだ雪が残る中、市から委託を受けた8人の作業員が、84本の松の木に巻かれた「こも」を手作業で丁寧に外していった。
(鶴岡市都市計画課・後藤勝志さん)
「これからは、花見の準備として公園を訪れるみなさまが安心して花見ができるよう環境を整えていく。ぜひ公園に足を運んでいただければ」
鶴岡市によると、今シーズンは雪の影響で園内の松・桜の木の数本で、枝折れの被害が確認されたという。