鶴岡市特産のシルクを広くPRしようと、4日から始まった鶴岡市議会の3月定例会で「初めての試み」が行われている。演壇から下げられた色鮮やかなシルクの生地。議場の後ろには、生地を貼り付けたボードも飾られている。そして議会に臨む議員や市の担当者たちもそれぞれ、シルクのチーフやスカーフを着用し、表情もどこか晴れやか。
(鶴岡市議会・尾形昌彦議長)
「スカーフは1枚しかないが、チーフは数枚持っているので、その日の気分に合わせて替えてみようかなと」
(鶴岡市議会・草島進一議員)
「照れます。着け心地はさすがシルク。鶴岡シルク、ばっちり!」
4日から始まった鶴岡市議会の「シルク議会」の取り組みは、市の特産で日本遺産にも認定されたシルクをPRしようと、女性議員の発案で初めて行われた。
(女性議員)
「(Q男性議員の印象は?)みなさん良く似合って背筋も伸びて誇らし気に見える。素敵、若く見える」
(鶴岡市・皆川治市長)
「この『サムライゆかりのシルク』は庄内藩士が刀を鍬に持ち替えて鶴岡市の近代産業の礎となったもの。市民に知ってもらう良い機会になった」
4日は新年度の当初予算案など重要な議案が提出されましたが、シルクの効果もあってか、議場は普段より華やかな雰囲気に包まれていた。議会でのシルクの着用は今月11日までで、期間中は市役所の1階に鶴岡のシルクをPRする展示も、あわせて行われる。