ネット上で犯罪につながる情報を見つける活動で貢献した学生に、県警から感謝状が贈られた。
今年度、県警の「サイバーパトローラー」として警察に多くの情報を提供し感謝状が贈られたのは、大原学園山形校の小野孝一朗さんと太田隆斗さんの2人。サイバーパトローラーは、県警が2013年から大学生や専門学校生などの協力を得て取り組んでいるもので、インターネット上で犯罪につながる情報を見つけ県警に知らせるボラティアだ。今年度、県内では2人を含め163人の学生が協力していて、これまでに364件の情報が寄せられました。このうち小野さんは最も多い129件、太田さんは2番目の110件と大きく貢献した。
(大原簿記情報ビジネス医療福祉専門学校山形校・小野孝一朗さん)
「地名の場所で「手押し」と書いていたらその場所で(薬物を)売っているというのを教えている」
「手押し」とは売人が使う隠語で「手渡し」の意味。「地名」と一緒に「手押し」と書いてあれば薬物に関する書き込みとわかるという。
(大原簿記情報ビジネス医療福祉専門学校山形校・小野孝一朗さん)
「ネットを利用する上で良い話というのは(本来は)そんな簡単に見つからないので、少しは自分で「おかしいんじゃないか」と判断する力がとても大切だと思うので、周りの人に相談とかもして一人で決めないことが1番だ」
(大原スポーツ公務員専門学校山形校・太田隆斗さん)
「(活動を通して)世の中でどのような状況になっているかを知れて、それを報告することができて良かった」
2人が見つけた書き込みの中で最も多かったのは「薬物関連」、次いで「闇バイト関連」だった。
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