大規模な山林火災の発生から2日で5日目となった岩手・大船渡市で、友好都市協定を結ぶ最上町の職員などが避難者に芋煮の炊き出しを行った。
炊き出しを行ったのは、大船渡市と友好都市協定を結ぶ最上町の伊藤勝副町長と職員・社会福祉協議会・町の物産協会など9人。
9人は避難所となっている岩手・大船渡市の三陸公民館を訪れ、山形名物の芋煮づくりを行った。
(アナウンス)
「山形県の最上町からたくさんの人たちの支援で作る地元産の最上牛が入った芋煮汁となります」
今回用意した芋煮は350食分。
しょうゆベースの内陸の味付けで、サトイモなど食材はすべて県産のもの。牛肉は特産の最上牛を使用。
出来上がった芋煮は早速避難者に配られ、温かい山形の味をかみしめていた。
(芋煮を食べた避難者)
「うまい」
「ベリーグッドです。温かいのがありがたい。特にこれはおいしい」
(最上町・伊藤勝副町長)
「一日も早く支援をするべきという声を受けて炊き出しを行った。みなさんにおいしいと言っていただき、その言葉のあとに笑顔を見れただけでもやってよかったなと」
町は今後も、炊き出しだけでなく物資の支援なども検討していて、大船渡市への継続的な支援を行いたいとしている。