山形市の村山高瀬川で、地元の子どもたちが約1万5000匹のサケの稚魚を放流し、自然環境の大切さを学んだ。
サケの稚魚放流は、2001年に村山高瀬川で遡上するサケの姿が確認されたことをきっかけに、地域から愛される豊かな川にしようと地元の有志が中心となって毎年行っている。
2日は、地元の子どもたちが体長約5センチに成長した稚魚・約1万5000匹を「元気に帰ってきてね」と声をかけながらやさしく放流していた。
(放流した子ども)
「バイバイまた会おうね」
「帰ってきてねと思いながら流した」
「大きくて元気なサケに育ってほしい」
「元気に泳いでほしい」
(村山高瀬川の鮭と環境を守る会・宗片良富会長)
「この経験をもとに自然環境に興味を持ってもらい、生態系の不思議を学んでほしい」
村山高瀬川では、3年前からサケの遡上が確認されていないことから、参加者たちは、放流したサケが立派に育ち元気に戻ってくることを願っていた。