新庄東高校の生徒たちが地域の課題に向き合い解決策を提案した。ことしは、食の豊かさを守り継ぐ取り組みなどを発信した。
(生徒のプレゼン)
「泉田さといもソテーの完成です」
「わぉ! 何これ! うまい」
コミュニケーション能力や発想力の向上を目的に、新庄東高校が4年前に始めたこの取り組み。
趣旨に賛同した地元企業などの協力を得て、2年生170人が1年間の成果を発表した。
(プレゼン)
「飲食店で提供されずに廃棄されるだけの食材を活用してお弁当を作ってもらいます」
このうち、市内のイタリア料理店などと連携し、フードロス対策の弁当「ゼロ飯」を考案したグループは...。
(プレゼン)
「このあと昼食の時間に、協力してくれた3店舗と『第1弾ゼロ飯』を販売します」
地域の食の豊かさをSDGsの視点で考え、発表した提案は多くの共感を得ていた。
(新庄東2年・後藤優周さん)
「余った食材がどれぐらい出ているかを聞き、提案に協力してくれるか声をかけるのが大変だった。最上にはたくさんおいしい食材があるので、それを知ってもらうのと同時に、フードロスも減らしてもらうとうれしい」
「ゼロ飯」はさっそく会場で売り出された。
今回に限らず、2年生の提案はこれまでも多くの企業や飲食店に取り入れられ、経営戦略に生かされている。