小児がん患者の支援を目的に、山形を代表する焼き菓子の「あじまん」が協力したレモネード味の新商品が完成し、関係者にお披露目された。
27日に開かれた式典には、小児がん支援のレモネードスタンド活動を続けているリーダー・平田寧々さん(19)と、山形大学医学部小児科の三井哲夫教授、「あじまん」の堀越一道副社長が出席した。
今回のコラボレーションは、「あじまん」の社長が平田さんたちの活動を知ったのがきっかけで、2024年9月に開発がスタート。
3カ月かけて新商品の「レモネードあじまん」を完成させた。
焼き菓子の「あじまん」に柑橘系の味を加えるのは、酸味や苦味を強く感じることに
つながるとして、これまでは商品化されなかったが、「あじまん」ではレモンの皮を使うなど工夫しておいしく仕上げたという。
(平田寧々さん)
「レモネードあじまんは、レモンが酸っぱくて苦いレモンではなく、甘いおいしい"あじまん"に変化を遂げたという意味で、プロジェクトの理念にもつながっている。本当においしいので、ぜひたくさんの人に食べてほしい」
レモネードあじまんは、1日から3月の土日・祝日限定で県内71店舗で販売され、収益の一部は山形大学医学部に寄付される。