2024年に生産されたコメの食味ランキングが発表された。県産米では、「雪若丸」と「つや姫」がともに「特A」と、高温に強い品種がおいしさについても高い評価を受ける全国的な傾向となっている。
コメの食味ランキングは、日本穀物検定協会が毎年行っているもの。
今回は2024年に生産された全国100以上の銘柄が出品され、味や香りなど6つの基準で評価された。
県産米では、高温にも強い主力品種の「つや姫」がデビュー以来15年連続で最高ランクの「特A」に。
同じく高温に強いとされる「雪若丸」も、7年連続で「特A」を獲得した。
はえぬきは4年連続で「A」となっている。
近年の記録的な夏の暑さの中でも、県産米はおいしさについては最高の評価を得たことになる。
そして今回は、夏の高温に強い品種が全国的にランキングの上位に入った。
これについて主催者側は...。
(日本穀物検定協会・井出道雄会長)
「いま続々と、各県が高温の耐性品種にとりかかっている。この数年で新しい高温耐性品種が次々と出てくる。そういう品種の作付け面積をどんどん増やしていくのは傾向として間違いない」
県は引き続き、気候変動に負けないおいしい米作りを続けていきたいとしている。