「尾木ママ」の愛称で知られる教育評論家の尾木直樹さんが川西町の県立置賜農業高校を訪れ、生徒たちの食育活動をたたえた。
尾木直樹さんは、地域の「食」や「農業」の課題解決をめざした高校生の活動を表彰する「全国高校生農業アクション大賞」で審査委員長を務めている。
2024年度、置賜農業高校が行った「食愛プロジェクト」が全国最高賞の大賞に輝き、27日に学校を訪れた尾木さんがプロジェクトのメンバーと交流した。
「食愛プロジェクト」では、生徒たちが地域の子どもたちと一緒に農産物の栽培を行ったり、収穫した野菜を使って料理を提供したり、オリジナルの紙芝居や人形劇を披露したりして、子どもたちの「食育」に大きく貢献している。
尾木さんは、実際に提供した町特産の紅大豆入りの「豆ごはん」の試食や紙芝居の実演などを体験し、その活動をたたえた。
(置賜農業高校3年・我彦旬平さん)
「優しく、私たちの活動を認めてくれたり興味を示してくれて、すごくうれしかった」
(尾木直樹さん)
「生徒たちが頭で考えてしゃべっているのではなくて、体験を通してにじみ出ているというのがすごく良かった」
「食愛プロジェクト」は、来年度、現在の2年生に引き継がれる。