14日朝、山形市で住宅が焼ける火事があり、焼け跡から2人の遺体が見つかった。火事の後、住民2人と連絡がとれておらず、警察が遺体の身元の確認を進めている。
朝の通勤時間帯、山形市の郊外で上がった黒い煙...。
(リポート)
「現場となっている住宅からは、黒い煙がもくもくと立ち上っています。風もあるため、辺り一帯にも煙が広がっています」
火事があったのは、山形市中野の布施政敏さん(90)の住宅。
14日午前8時半ごろ、家族から「家が燃えている」と消防に通報があった。
火は約3時間半後に消し止められたが、焼け跡から性別がわからない2人の遺体が見つかった。
近所の人によると、布施さん一家は政敏さん夫婦と60代の長男夫婦の4人暮らしで、火事のあと政敏さん夫婦と連絡がとれていない。
また、長男夫婦は避難し、のどの痛み・顔のやけどの疑いで病院に運ばれた。
(近所の人)
「バンバンバンバン音がして、煙がもくもくなって、手がつけられなかった。どうしようもなくて」
現場周辺は住宅地で煙も広がったため、一時騒然とした。
警察は遺体の身元の確認を進めるとともに、出火原因を調べている。