県内は、10日明け方にかけて警報級の大雪となるおそれがある。平地でも50センチの降雪が予想され、国道などがスタック車両の影響で一時通行止めになるなど影響が出ている。
県内は強い冬型の気圧配置の影響で、各地で大雪となっている。
(リポート)
「昨夜から20センチ以上は積もったでしょうか、今朝の米沢市内は早朝から市民が除雪作業に追われています」
県内の広い範囲でまとまった雪が降っている。
<積雪の深さ>※午後4時時点
大蔵村肘折 179センチ
西川町大井沢 165センチ
小国 109センチ
尾花沢 76センチ
(除雪する人)
「仕方ないと思って前の晩から早めに寝て待機していた。割と少なくてよかった」
強い冬型の気圧配置は10日にかけて続く見込みで、今後、県内に大雪警報が出される可能性がある。
10日夜までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多い所で山沿いで70センチ、平地で50センチ。
さらにその後、11日夜までの24時間は山沿いで50センチ、平地で30センチの雪が降る予想。
この大雪で、鶴岡市の60代男性が、雪の重みによる倒木で骨折する大けがをした。
米沢市と福島・喜多方市を結ぶ国道121号・大峠道路は、スタックした車両の影響で一時通行止めとなった。
また、山形道は午後5時から湯殿山IC~庄内あさひICの間で、夜間の「予防的通行止め」が行われている。
庄内空港発着の空の便は、7便が欠航となった。10日も午前中の1便の欠航が決まっている。
国交省は、不要不急の外出は控えてほしいとした上で、車を運転する際は必ず冬タイヤを装着するよう呼びかけている。