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【山形】去年は初競りで500g・140万円の高値も…「超促成栽培サクランボ」収穫&初出荷 1/ 4

新春を華やかに彩ってもらおうと4日、ハウスで促成栽培された「日本一早い」サクランボの収穫が山形・天童市で行われた。

天童市荒谷の花輪和雄さんの園地では、サクランボの超促成栽培に取り組んでいて、毎年この時期に「日本一早いサクランボ」として出荷している。

花輪さんは、佐藤錦や紅秀峰・やまがた紅王など、計240本のサクランボを超促成栽培で育てていて、4日に収穫作業が行われた。

超促成栽培のサクランボは、2024年6月から苗木を冷蔵庫に入れて、4カ月間「冬」を経験させ、10月にハウスに移して育ててきた。
水分量や温度などをきめ細かに管理したことで、品質の良いサクランボに仕上がったという。

(リポート)
「新年初のやまがた紅王いただきます。真冬に初夏の味覚が楽しめて最高」

県内で唯一の超促成栽培を初めて22年目の花輪さん。
燃料費や人件費の高騰に苦労もあると言うが、新春を彩る山形の味を楽しんでほしいと精魂込めて育てている。

(生産者・花輪和雄さん)
「夏の高温など気象条件によってサクランボが作りづらいと思うので、温暖化をできるだけ抑えてもらって栽培できる環境になれば」

超促成栽培のサクランボは5日、全国各地で競りにかけられる。
2024年の東京・大田市場の初競りでは、2Lサイズ・500gの佐藤錦が過去最高140万円で競り落とされている。



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