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【山形】"背開き"が開運を連想させる「むくり鮒」づくり最盛期 新年の縁起物として人気 川西町 12/27

川西町では、冬の特産品「むくり鮒」の加工作業が最盛期を迎えている。

むくり鮒は、冬の貴重なタンパク源として米沢藩主・上杉鷹山が推奨したと伝わる置賜の郷土料理。
フナの腹を取り除き、背中から「めくる」作業が「むくる」と転じたことが名前の由来と言われ、背開きが「開運」を連想させるとして、新年の縁起物としても人気だ。

川西町玉庭地区の生産加工グループでは、毎年10月中旬から加工作業を行っていて、この日もフナをむくるところから、油で揚げて秘伝の甘辛いタレにからめるまでの一連の作業を手際よく進めていた。

(玉庭農産物加工センター・鈴木孝司さん)
「帰省された人がお正月に食べて『昔食べた』と、そんな話も聞く。郷土の歴史ある料理。開運にもつながる縁起物なので、みなさんで召し上がっていただければ」

むくり鮒は、置賜の産直施設や道の駅・県内のスーパーなどで販売されている。





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