飯豊町で、冬の特産品のひとつ「どぶろく」の仕込みが本格化している。
飯豊町は2004年に県内で初めて「どぶろく特区」の認定を受け、現在は中津川地区の温泉施設「白川荘」で製造が行われている。
仕込み作業では、地元産の酒米・出羽燦々と飯豊山系の地下水、そして麹を混ぜ合わせ、タンク内の温度を12度前後に保ちながら約1カ月寝かせる。
どぶろく作りを一手に引き受ける杜氏の高橋さんは月2回ほどの仕込みに加え、発酵の様子を見るため、冬は毎日、作業場に通っている。
酒米の出来が良かったことしは、例年以上の仕上がりになると期待している。
(杜氏・高橋亮さん)
「コメの甘さとコクが出てくると信じている。それを味わって楽しんでいただければありがたい」
白とピンクのどぶろくをあわせて2600リットル仕込む計画。
どぶろくは白川荘・道の駅いいでなどで販売されている。