1月に告示される知事選に、福島の84歳の男性が出馬を表明した。男性は「無投票の阻止」を、出馬を決めた最大の理由に挙げている。
25日、知事選への出馬を表明したのは、福島県白河市の自営業・金山屯氏(84)。
福島県内で乗馬クラブの経営などを行ってきた金山氏は、福島県知事選など、これまで9回の選挙に出馬し、いずれも落選している。
(金山屯氏)
「こんな時代に政治が無投票で進んでいいのか。それに大きな疑問を持った。自民党が知事を応援するようなニュースを見てどういうことかと。日本の行政はどうなっているのか」
金山氏は、政党の支援を受けず無所属で出馬するとしている。
公約としては、高速道路の最高速度を下げて安全性を向上させることや、性的マイノリティのカップルを結婚に相当する関係と認める県の「パートナーシップ宣誓制度」の廃止、出産・子育て支援の拡充を挙げている。
知事選にはこれまで、現職の吉村美栄子氏(73)が出馬を表明している。
告示は1月9日、投開票は26日。