米沢市の小学校で、置賜の伝統食材「コイ」が給食に登場し、子どもたちが地元の食文化の歴史を学びながらおいしく味わった。
米沢市は、12月を「給食に感謝する週間」としていて、郷土の味覚や昔ながらの給食を提供している。
3日、東部小学校の給食に登場したのは、米沢を代表する伝統食材「コイ」。
置賜でコイを食べる文化は、江戸時代に上杉鷹山が奨励したことが始まりで、一般には甘辛く煮込んだ「甘煮」が有名。
この日は、子どもたちが食べやすいようにと、コイのフライに刻んだ野菜や豆板醤で作ったピリ辛ソースをかけて提供。
子どもたちは、地元に古くから伝わる食文化について理解を深めながらおいしく味わっていた。
「唐揚げっぽくて、ソースも合っていておいしかった。また給食に出たらうれしい」
「ソースとコイがおいしかった。昔から伝わってきたものだから、食べていてうれしかった」
東部小学校では、今週、米沢市の特産品である「リンゴ」と「米沢牛」も給食に登場する予定。