インターネット上で犯罪につながりそうな情報を発見し、警察に通報する学生ボランティア・サイバーパトローラーのための研修会が開かれた。
サイバーパトローラーは、犯罪につながるサイトやSNSなどを発見し、犯罪を未然に防ぐ大学生や専門学校生のボランティアで、今年度は県警から163人が委嘱されている。
11月29日、サイバーパトローラーに参加する学生の9割以上を占める大原学園山形校で、県警による研修会が行われた。
研修会では、県警の担当者が全国的に頻発している「闇バイト」について説明し、「ホワイト案件」「高額報酬」などの誘い文句で募集をかける手口などを学んだ。
(大原学園公務員コース1年・蟻浪小雪さん)
「今回の研修を受けてみて、ネットの犯罪に対する関心がより高まったと感じている」
(県警サイバー犯罪対策課・小野秀崇企画担当課長補佐)
「違法有害情報の発見と通報までの流れについて学んでいただいて取り組む姿勢も心強く感じている」
県警によると、2023年度にサイバーパトローラーによる通報されたのは計365件、このうち約50件が「闇バイト」に関するものだった。