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【山形】コメ新品種「ゆきまんてん」村山市の小学5年生命名に決定 高温に強く親は雪若丸・はえぬきのひ孫 4/25

2年後のデビューを目指すコメの新品種「山形142号」の名前がついに決まった。吉村知事は、村山市の小学5年生が考えた「ゆきまんてん」に決まったと発表した。

25日に名前が公表されたのは、県が2年後のデビューを目指す県産米の期待の新品種「山形142号」。
一般からの応募総数3112件の中から選ばれたのは...。

(吉村知事)
「その名称は、『ゆきまんてん』という平仮名6文字であります」

「ゆきまんてん」は村山市に住む小学5年生が考えた名前で、「雪のように白く、おいしさ満点、えがお満天」のコメになってほしいとの思いが込められている。

(吉村知事)
「『ゆき』がつくと大体おいしそうな感じがしますし、『まんてん』というのがまた。本当に素晴らしい。柔軟な発想から生まれた名前。やはり子どもは柔軟だなと思いました」

「ゆきまんてん」は、「雪若丸」と「山形122号」の2つを交配した品種で、はえぬきの系譜にあたる。

(吉村知事)
「雪若丸を"親"に持ち、はえぬきの"ひ孫"にあたる」

「ゆきまんてん」は大粒で味が良く、収量もはえぬきより1割程度多いとされている。
さらに、はえぬきよりも高温に強いことから、近年の猛暑にも耐えられる新品種として大きな期待が寄せられている。

県は2025年度、県内29カ所で「ゆきまんてん」の栽培試験を行った上で、2年後・2027年のデビューを目指す。

近年、「雪若丸」も県外に浸透してきたので、同じ「雪」がつくことによって、山形のコメとして早く浸透していくのではないかと思われる。
また平仮名ということで、子どもも読みやすく覚えやすい。
県によると、今回初めて小・中学校にコメの新品種の名前の応募を呼びかけたという。そして実際に小学生5年生が考えた名前が選ばれたということで、子どもから大人までみなさんに親しまれるコメ・名前になるといい。