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【山形】宿泊客が山菜求め 肘折温泉春の風物詩「朝市」オープン・11月下旬まで毎朝 4/20

冬の間休んでいた大蔵村・肘折温泉の名物「朝市」が4月20日から営業を再開し、温泉街が活気に包まれた。

「きょうの目玉は笹巻きかな。コゴミもちょっと採ってきた」

名物の朝市は午前6時に始まった。
主役は「ドカ雪」が育む豊富な山菜だが、山にはまだ多くの雪が残り出始めたばかり。
それでもコゴミやフキノトウなど採れたての山菜が並び、温泉街は久しぶりに活気に包まれた。

(やりとり)
「1束200円でいいよ」
「え~!、じゃ、4束ちょうだい!」
「冷蔵庫に入れれば日持ちする。みそ汁にしても炒めても良い。もう1束おまけするから」
「ありがとう」

初日に店を出した組合員は12人中、5人。
訪れた人は調理法を聞きながら買い求めていた。

(東京から)
「ゼンマイとコゴミ。ゆでて和えるとおいしいと教えてもらった。夕食が楽しみ。お酒と一緒に」

(秋田から)
「日本でも朝市のある温泉街は貴重だと思う」

(埼玉から)
「すごくにぎわっていて初めて来た。笹巻きはきょう食べなくても日持ちすると教わった。楽しみ」

大型連休は宿泊予約でいっぱいの肘折温泉。
組合員はまもなく迎える春本番に期待を寄せていた。

(肘折朝市組合・佐藤美知子組合長)
「大型連休に来てほしい。そのころは雪も消えて山菜もたくさん出てくるので」

肘折温泉の朝市は雪が降る11月下旬まで毎朝開かれる。