尾花沢警察署
阿曽 潤あそ　じゅん　警部補(49)

語学力を生かし、外国人観光客が数多く訪れる銀山温泉等でトラブルや事故対応にあたっている。国際化に対応した業務が求められる中で、トラブルや事故があればすぐに駆け付け通訳にあたるなどして地域住民や関係先からの信頼も厚い。署内で外国人対応の教養訓練を実施し、署員全体の知識向上に寄与、国際感覚醸成にもつながっている。また銀山温泉周辺では、交通死亡事故発生後の不安の声に応え、地域住民と連携して「尾花沢地区交通安全見守りかかし作戦」を展開。夜光反射材ベストを着た「かかし」が事故防止に一役買っている。
語学力を生かした通訳活動で地域の治安維持に大きく貢献している点と、警察署内や外部団体、住民の協力を得て課題を解決していく調整力が高く評価された。

警察本部 生活安全部 サイバー犯罪対策課
奥山 将おくやま　まさし　巡査部長(45)

県内でのフィッシング詐欺などの被害が多発するなか、サイバー犯罪対策係として高い知識や技能を生かし、精力的に広報啓発活動に取り組み犯罪被害防止に努めた。「大学生等サイバーパトローラー」の防犯ボランティアに対して、違法有害情報の発見方法やポイントをレクチャーし、情報提供も前年度と比べ約10倍の増加に貢献した。また、専門性が高く日々変化するサイバー犯罪に対し、職員が自主学習できるサイバートレーニングプログラムを開発し、県警全体の対応力向上にも寄与。
増加するサイバー犯罪を防止すべくその知識や情報を組織内やボランティア、県民に分かりやすく共有し、県民の安全安心につながる施策を積極的に実施したその行動力が高く評価された。