西川町の山間部を、新鮮な魚介類やお惣菜などの食品をのせ走る行商トラック。
ハンドルを握るのは町内の鮮魚店「まるみつ」の古沢健也さんです。
行商先で見られるのは、お年寄りが買い物や何気ない会話を楽しむ姿。
43年行商を続ける古沢さんは町民の食を支えながら、
厳しさを増すお年寄りの暮らしや増え続ける空き家など、町の変化を感じています。
全国的に進む少子高齢化・人口減少それに東京一極集中に歯止めをかけるため、
国が「地方創生」を掲げたのは2014年。
しかし、その明確な成果を実感できないまま10年が経とうとしています。
高齢化率が県内で最も高い西川町。
今後の日本の縮図ともいえる小さな町を見つめ、
地方創生の未来、そして、地域の人々がいきいきと暮らしていくためのヒントを探ります。