鶴岡の春の味覚の話題。旬を迎えた「湯田川孟宗」の販売が始まった。
販売開始の27日、鶴岡市のJAの直売所では午前9時のオープン前から約100人が列を作り、お目当ての「湯田川孟宗」を買い求めた。
鶴岡市特産のタケノコ「湯田川孟宗」は、早朝に収穫したものをその日に販売することで知られ、柔らかい食感とえぐみのなさが特長の春の味覚として全国的に人気がある。
2025年は収穫量が少ない2年に1度の裏年にあたり、豊作の年の約半分の6トンほどの収穫が見込まれている。
特設コーナーでは、入荷した約130キロが量や大きさで2000円と3000円の2種類に分けて販売され、直売所のオープンから約20分で完売した。
(買い物客)
「糠(ぬか)でゆでて、柔らかくしてから味噌汁(孟宗汁)にする。(Q.おいしいところは?)えぐみがなくておいしい」
(JA鶴岡営農販売部・鈴木大亮さん)
「品質は非常に良いものがそろった。湯田川孟宗以外にも鶴岡産のいろいろな孟宗が出ているので、その中からお気に入りの1本を選んでほしい」
湯田川孟宗の出荷のピークは5月上旬で、販売は5月下旬ごろまで。
2025年は、建物の老朽化や"裏年"であることなどから例年開設していた湯田川の臨時直売所を設けず、「もんとあ~る白山店」のみでの販売となる。
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