ゴールデンウィークに訪れる観光客に気持ちよく入浴してもらおうと、地元の子どもたちが蔵王温泉の共同浴場の清掃を行った。
蔵王温泉の共同浴場「上湯」と「下湯」の清掃を行ったのは、蔵王第三小学校の児童と第二中学校の生徒、計7人。
この取り組みは大勢の観光客が訪れるゴールデンウィークを前に毎年行っているもので、子どもたちはほうきでほこりを落としたり、ブラシを使って浴室の床を磨いたりした。
(児童)
「ここら辺(腰)が痛い」
小学5年生の岡崎慈乃さんは小学1年のころから毎年参加している。
(蔵王第三小学校5年生・岡崎慈乃さん)
「観光客に蔵王の有名な温泉を楽しんでもらいたいので、力を込めて掃除した」
中学2年の小関福丸さんは、4月に東京から転校してきたばかりで初めての参加。
(蔵王第二中学校2年生・小関福丸さん)
「みんなが『きれいだな』って言うことを想像すると心が軽くなる。ゆっくり『気持ちいいな』って言いながら、声を出しながら温泉に入ってほしい」
子どもたちが心を込めて清掃した共同浴場は、毎朝午前6時から営業している。
20年以上続いている学校行事ということで、子どもたちにとっても地元に貢献しているという気持ちを持つことができてうれしいだろう。
山形はゴールデンウィークの受け入れ態勢ばっちり。大勢の人に蔵王温泉を楽しんでほしい。