いよいよ春の行楽シーズン到来!...の話題。山形と宮城を結ぶ観光道路・蔵王エコーラインの開通式が行われ、待ちわびた大勢の観光客が蔵王に訪れた春を楽しんでいた。
日本百名山にも選ばれる蔵王の山中を貫くように、上山市と宮城・蔵王町を結ぶ蔵王エコーライン。
この時期は「雪の回廊」が姿を現す県内屈指の絶景スポットになる。
(リポート)
「雪の壁にはさまれ、冷凍庫の中にいるような寒さなのですが、やはり近くで見ると迫力があり、今しか見られない春の絶景になっています」
エコーラインは、冬の間、積雪のため通行止めとなっていたが、26日からのゴールデンウイークを前に、25日に開通式典が行われた。
そして...。
(リポート)
「午前11時です。たった今、賽(さい)のかわらゲートが開き、蔵王エコーラインが開通しました。本格的な春の観光シーズン到来です」
雪の回廊は、積雪量の増加で2024年より1メートル高い約7メートル。圧巻の景色が広がる。
25日はくもり空だったが、晴れていれば青空とのコントラストも見どころのひとつだそう。
(昨夜11時から待機・沖縄から)
「壮観、すごかったです。絶対地元では見られない光景なので、すごくて言葉が出て
こない」
(仙台から)
「今年はいつもより少し雪の壁が高いような感じで、車を止めて写真を撮って帰りたい」
また25日は、蔵王のシンボル「御釜」へと続く蔵王ハイラインも開通し、早速多くの観光客が訪れていた。
(徳島から)
「凍ってるとは知らなくて。さっき来たんですけど、霧で見えなかったから、再度チャレンジして見られてよかったです」
蔵王エコーラインは、5月7日までは夜間に凍結のおそれがあるため、午後5時~午前8時までは通行止めとなる。
雪の壁はゴールデンウイーク明けの5月中旬まで楽しめそう。