連日のようにサクラの話題を伝えているが、庄内地方・鶴岡市の公園では、いまチューリップが見ごろを迎えている。
鶴岡市千安京田にある「いこいの村公園」には約100種・2万5000球のチューリップが植えられている。
2025年は例年並みの4月上旬に開花し、いま見ごろを迎えている。
「並んだ並んだ赤白黄色」と歌われるが、その色や形はさまざまで、それぞれに個性ある鮮やかな姿は、見る人を飽きさせない。
園の手入れを行う市民グループではいま人手不足が悩みの種だが、こうして美しく花開いた姿を見ると「苦労が報われる」そう。
天気に恵まれた25日、訪れた人が4ヘクタールの園内をゆっくりと散策しながら、花々を写真に収めるなどして楽しんでいた。
(村山市から)
「すごい、初めて来た。飽きない。赤でもいろいろな形があるから」
(鶴岡市から)
「これだけの艶やかな色を見せていただくだけでも心が和む。市民としてもこういう憩いの場があるのは大変うれしい」
(庄内チューリップ倶楽部・中村恵二さん)
「春の訪れを感じさせるサクラと一緒にチューリップも咲いて、『庄内に春が来たんだな』ということを味わっていただければ」
園内のチューリップはゴールデンウィークの終わりころまで楽しめるという。