2024年7月の豪雨災害で運休していたJR奥羽線の新庄駅~院内駅(秋田)の区間が復旧し、25日朝、9カ月ぶりに運転を再開した。
2024年7月の記録的な大雨で、新庄駅~院内駅の区間で土砂崩れなどが26カ所確認され、JR東日本は土砂の撤去など復旧作業を進めてきた。
25日、9カ月ぶりの運転再開。
新庄市の高校に通う生徒など、真室川町の町民は再開を心待ちにしていた。
(駅のスタッフ)
「長かった...良かった本当に。そのひと言」
(駅売店の店長)
「うれしい。年配の人は病院に行くのも大変だし、真室川は『梅まつり』に入っていくので、列車を利用して県外からも来てくれればうれしい」
運転を再開するにあたり、列車は従来の電車からディーゼルエンジン搭載の電気式気動車に代わった。
倒木などによる架線の損傷などを回避し、災害に強い路線を維持するための取り組み。一方で、利用客の増加が見込めない中、午後6時台の下り列車が1本減った。
(真室川町民)
「学生さんたちがきついんじゃない。帰りの午後6時台がないと」
(高校生)
「部活している身としてはきつい」
「ちょっと不便に感じる」
同じく7月の豪雨災害で不通となっている陸羽東線の新庄駅~鳴子温泉駅(宮城)の区間は復旧の目途が立っておらず、バスによる代行輸送が続いている。