2025年2月に大規模な山林火災が発生した岩手・大船渡市の復興を支援するチャリティを兼ね、山形市で旬の「湯田川孟宗」を味わえるイベントが開かれた。
(リポート)
「提供開始30分前ですが、すでにこんなにも多くの人たちがずらっと並んでいます」
(市内から)
「(Q.何時に並んだ?)10時、もう疲れた」
(庄内出身の2人組)
「もう2時間近く並んだ。楽しみ。湯田川孟宗はやっぱり食べたいですね」
今回で18回目となる「湯田川温泉孟宗まつり」。
旬を迎えた湯田川孟宗の魅力をPRしようと、湯田川温泉観光協会などが企画した。
今回は、2025年2月に大規模な山林火災が発生した大船渡市の復興を支援するチャリティを兼ねて行われ、300円以上の募金をすると出来立ての孟宗汁を味わうことができる。
(リポート)
「孟宗がゴロっと入っています。柔らかいのにしっかりシャキシャキ感も残っていて、孟宗の甘さとみそ・酒粕がよく合います」
湯田川で採れる孟宗はえぐみがなく柔らかいのが特徴。
2025年は収量が少ないとされるいわゆる「裏年」で、湯田川孟宗のほか近隣の谷定産の孟宗も入れるなどして500杯ほどが用意された。
(市内から)
「初めて来た。おいしい」
「汁が熱くて、柔らかくて食べやすい」
「タケノコに味がよく染みていて、熱々ですごくおいしい」
庄内の味覚をおいしく味わいながら、大船渡へ支援の輪が広がっている。
(湯田川温泉観光協会・理太夫旅館・太田百合若女将)
「旬を迎える湯田川孟宗汁をPRしたいと始めたチャリティ孟宗。召し上がってもらって、いただいた義援金を復興支援に使わせてもらう大変ありがたいイベント」
孟宗汁は1時間ほどで完売し、集まった17万5753円は全額が復興支援にあてられる。