モンテディオ山形は19日、ホームで愛媛と対戦した。低迷する下位を相手に痛すぎる黒星。守備の立て直しが急務となっている。
リーグ戦6戦負けなしの山形がホームに迎えたのは、昨シーズンから前節まで実に20試合勝利のない愛媛。
優勝をねらう山形にとって、取りこぼしは許されない一戦だったが、7分、クロスボールの処理が甘くなったこぼれ球をダイレクトで蹴りこまれいきなりの失点。
追う展開を余儀なくされる。
自陣前に壁を作る愛媛に対し、山形は両サイドを起点に攻撃を展開。
しかし枠内を捉えたシュートはことごとく相手キーパーのファインセーブに阻まれる。
それでも前半アディショナルタイム、フリーキックをディサロが頭で合わせて同点。
状況を仕切り直して後半に臨む。
ところが、一進一退の攻防が続く中で迎えた後半34分、カウンターから放たれたクロスボールの処理を誤り、痛恨の勝ち越し点を献上してしまう。
すると3分後、浮足立つ山形はゴール前への侵入を簡単に許し、あれよあれよいう間に3失点目。
試合終了の間際に1点を返すも、追いつくには至らず痛恨のホイッスル。
歓喜にわく愛媛とは対照的に、落胆がにじむ山形。上位進出への足がかりがなかなかつかめない。
(渡邉晋監督)
「痛い敗戦。守備のもろさというか、だらしなさはここ数試合なかった。もう1回反省して取り組みたい」