newsイット!やまがた

【山形】冷たい水で心身清める 出羽三山神社 神職養成所で恒例の「入所みそぎ」 鶴岡市 4/21

鶴岡市の出羽三山神社の神職養成所で、恒例行事の「入所みそぎ」が行われた。2025年に入所した2人が、羽黒山中を流れる冷たい川の水で身を清め、養成所での生活をスタートさせた。

鶴岡市にある出羽三山神社神職養成所は東北で2カ所ある養成所の1つで、例年、新しい入所者が行う「みそぎ」が恒例行事となっている。

2025年の新入生は、ともに実家が神社の札幌市・金澤厚成さん(20)と、尾花沢市・廣瀬愛さん(20)の2人で、4月15日に入所した。

気温10℃ほどの中、まず行うのが「鳥船神事」。
神様へ奉仕する前に船を漕ぐような動きで心と息を合わせ、同時に体も温めるもので、作法に則り和歌を唱える。

(鳥船神事)
「神の御前に禊して、すめらが御代に仕えまつらん」

この後、2人は神職など10人と一緒に、羽黒山中にある国宝「五重塔」近くの祓川に入った。
神様との依り代となる「梵天」を抱えながら、雪解け水が混じり冷たさが骨まで沁みる川の水に肩まで身を浸し、清めの言葉である「大祓詞(おおはらえのことば)」を唱えた。

「みそぎ」には、身を清めて神様に誓いを立てる意味があり、2人は5分以上身を浸して養成所での決意を示した。

(札幌市出身の新入生・金澤厚成さん)
「自分の心が清らかになれば良いと思い入った。交流がきちんと出来て、地域の人たちに信頼される神職になりたい」

(尾花沢市出身の新入生・廣瀬愛さん)
「"冷たい"というより"痛い"という感じで、肺が圧迫されて息もしづらかったが、みなさんが一緒だったので頑張れた。将来は介護福祉士としても神職としても人々から信頼され、相談に乗ったり話を聞いたりしながら、頼られる存在になりたい」

2人は今後、1年~2年住み込みで養成所生活を送り、祈祷や祭事など神職としての基本的なことを学ぶという。





<<前の記事 【山形】1週間で9件の火事...「建物火災多発警報」発令 コンセントのほこり掃除するなど火災予防を

>>次の記事 【山形】住民反発...秋田の事業者の鳥海山麓での採石計画に 鳥海山の水・資源は守られるのか 遊佐町

ただいま放送中!

詳しい番組表
Back to Page Top
会社案内採用情報地上デジタル放送SAYフラワーネットFNSチャリティキャンペーン国連共同キャンペーンさくらんぼテレビ社内見学
放送のしくみCMのしくみ放送基準番組審議会番組種別青少年に見てもらいたい番組個人情報保護方針
国民保護業務計画リトルリーグご意見・ご感想系列局リンクテレビ視聴データについてサイトマップ